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JAにおける地域に根差した取り組み

JAバンク広島では、県内13JAが、地域農業や地域の皆様のお役に立てるよう、さまざまな取り組みを展開しております。
一部JAの取扱事例をご紹介いたします。

JA名:JA広島市(広島県)

担い手のライフサイクルに応じた支援(経営不振農家の経営改善支援)

「系統融資を活用した事業再生(転換)支援」

1 動機 (経緯)

当JA管内において、牛の繁殖から肥育、出荷までの一貫経営を行っている畜産農家がおり、肥育牛主体の経営では十分な収益を確保できない状況でした。地域農業を振興する観点から、当JAとしても当農家の支援を行うべく、経営改善計画作成支援等、経営改善に向けた提案を行いました。

2 概要

当農家は繁殖肥育一貫経営をされており、肥育経営よりも収益率の高い繁殖経営にウエイトを置いて収益確保を図れるよう当JAが主体となり、関係機関と連携のうえ、繁殖経営の規模拡大の提案、経営改善計画の作成支援、農業資金提案を行いました。
なお、経営規模を拡大されるにあたり、当JAのみでは金額面で融資対応が難しく、県信連と一体となって支援する運びとなりました。

3 成果 (効果)

繁殖経営にウエイトをおいた経営の改善を目指していただくことで、系統融資が活用できる運びとなりました。
繁殖用の牛舎建築と子牛導入を行う等、経営規模の拡大の実現に向けた支援を行うことができました。

4 今後の予定(課題)

融資実行後は、営農指導員と信用担当者による日常的な情報収集を行うとともに、経営改善計画の履行状況について各関係部署が連携のうえ継続的なモニタリングを行い、当農家の収益向上に向けて引き続き支援していくこととしております。

JA名:JA佐伯中央(広島県)

担い手のライフサイクルに応じた支援(次世代農業者の育成支援)

「廿日市市農業基盤施設整備事業」

1 動機 (経緯)

認定農業者や農業に対して意欲的な若い農業者等を対象として、経営規模拡大や農作業負担軽減のための施設・機械導入費用の軽減を図るため、総事業費の1/3について廿日市市が補助金を交付する本事業が実施されました。当JAは、その補助残部分についてリース事業を実施いたしました。

2 概要

廿日市市の農業振興事業である本事業は、200万円を限度額として事業費の1/3以内の補助金を交付する事業であり、認定農業者や農業に対して意欲的な若い農業者等を対象としたものです。なお、平成27年度の補助金当初予算額は300万円でした。
当JAでは、施設・機械導入費用(1件30万円以上)の補助残部分に対して、7年間のリース事業(年間利用料2%)を実施いたしました。

3 成果 (効果)

平成27年度は9件の農業者(個人8件・法人1件)から申請があり、最終的な総事業費は931万円、補助金交付額は310万円(総事業費の1/3)となりました。
なお、当初予算額より追加として10万円の補助金が交付されたことで、施設・機械の導入事業において、当JAが選定したすべての農業者を支援することができました。

4 今後の予定(課題)

平成28年度においても、廿日市市では農業基盤施設整備事業の補助金として360万円の予算が確保されており、当JAも引き続き農業者の施設・機械導入時の支援対策に取り組む予定です。
しかしながら、市の補助金には予算があり、また補助金は永久的ではありません。当JAにおいては、安易に施設・機械導入を目的とした農業者を対象とするのではなく、規模拡大等を目的とした農業者へ補助金やリース支援をすることにより、農業振興や地域農業の発展に繋がる事業となるよう、対象者の選定について検討していくべきだと考えています。

JA名:JA広島中央(広島県)

農山漁村等地域の活性化のための融資をはじめとする支援(農業融資商品の適切な提供・開発)

「アグリシードファンドの取り組みについて」

1 動機 (経緯)

当JA管内には41の農事組合法人が設立されており、多くは水稲栽培を中心としています。
近年の米価の低下や補助金の減少等は法人経営に大きな影響を与えているため、当JAでは、運転資金および設備投資資金の確保とともに法人の経営基盤である自己資本を増強するための手段の1つとしてアグリシードファンドの推進に取り組みました。

2 概要

農林中央金庫岡山支店・広島県信連の協力を得て対象者の選定を行うなか、当JA管内は昔から清酒造りが盛んで酒米(山田錦)栽培の多くを農事組合法人が担っており、法人経営の大きな柱となっているため、酒米栽培を行っている法人から選定を行いました。選定法人に出向き、JA担当者によるアグリシードファンドの概略を説明しました。

3 成果 (効果)

2法人より、詳しく説明を聞きたいとの要望があり、農林中央金庫岡山支店・広島県信連担当者により具体的な説明を行いました。法人内部でも協議された結果、2法人とも取り組むことになりました。
ファンド額は合計で1,250万円となり、法人経営に大きな影響を与えております。

4 今後の予定(課題)

当JA管内には、農事組合法人のほか株式会社として農業を営んでいる法人も多数あり、株式会社へのファンド実行もしております。今後はさらに経営基盤強化の手段としてJAバンク全体でアピールをしていきます。

JA名:JA福山市(広島県)

農山漁村等地域の活性化のための融資をはじめとする支援(農業融資商品の適切な提供・開発)

「神石牛振興資金の創設」

1 動機 (経緯)

当JA管内の和牛生産地として歴史と伝統のある神石高原町において、神石高原町内の関係機関・団体が協力し、和牛の生産振興と販売促進を図っております。繁殖肥育一貫経営をはじめとした自立できる畜産経営体を育成し、「神石牛」ブランドとしての産地を再構築する取り組みが行われるなか、JA福山市として、畜産農家の経営を支援するため、独自の資金を創設することとしました。

2 概要

「神石牛」ブランドの確立に向けた取り組みが行われるなか、子牛セリ市場における取引価格の上昇、飼料費の高騰等により畜産農家の資金繰りを圧迫することが懸念されております。
こうした現状から、畜産農家を資金面でサポートするため、低利かつ迅速な資金供給を可能とする「神石牛振興資金」を創設しました。

3 成果 (効果)

平成27年4月1日の販売開始後、同年6月5日に第1号案件の実行がされました。借入者からは、「金利負担も少なく、手続きも簡単であり、必要な時期にスムーズに資金調達することができ、資金繰りが良くなった。次もよろしく頼む。」と大変喜んでいただきました。

4 今後の予定(課題)

関係機関・団体との連携を強化し、引き続き畜産農家の経営をサポートしていきます。

▼チラシイメージ

JA名:JA広島北部(広島県)

農山漁村等地域の情報集積を活用した持続可能な農山漁村等地域育成への貢献(食・農への理解促進)

「あぐりキッズスクール2015」

1 動機 (経緯)

平成22年度からの取り組みであり、JAの次世代対策の一環として位置づけ、農業の大切さ、食の安全・安心を子どもたちに伝え、体験学習により、子どもたちがふるさとの農業に誇りをもち、豊かな心を育むことを念頭に開催しています。

2 概要

当JA管内の小学4年生~6年生(30名)を対象に、以下のカリキュラムを行っています。
また、入組1年目の職員が年間行事として、以下のカリキュラムに一緒に参加し、子どもたちと触れ合っております。

  •  5月   開校式、野菜の植え付け体験
  •  7月   野菜の収穫・夏野菜カレーの試食(女性部協力)
  • 10月   収穫したサツマイモでクッキング
  • 11月   地元直産市で収穫したサツマイモの販売体験・閉講式

3 成果 (効果)

参加された小学生からは、「農業体験でいろいろな新しい発見ができた。」といった声や、保護者からは、「家では、経験できない販売体験もさせていただき本人の自信にもつながった。」といった声が聞かれ、JA並びに農業について知ってもらえる良い機会となりました。

4 今後の予定(課題)

今後は、開校数や新たなカリキュラムも取り入れて、より多くの子どもたちや保護者の方に農業やJAへの理解・関心を深めてもらいたいと思います。

JA名:JA三次(広島県)

農山漁村等地域の活性化のための融資をはじめとする支援(担い手のニーズに応えるための取り組み)

「オールみよし農商工観連携セミナー」

1 動機 (経緯)

農林業と商工業等の産業間での一層の連携強化を推進し、新たな産業の創出、地域経済の基盤強化、最終的に地域経済の活性化を図ることを目的に三次広域商工会・三次商工会議所・三次農業協同組合が連携し、三次市の支援を受け推進している事業です。

2 概要

平成27年度は、平成26年度に開催した6次産業化への取り組みセミナーのフォローアップとして位置づけ、前回参加された農業・商工業・観光など多様な事業者を中心に案内し既存商品、サービスの品質向上、情報発信方法等を学ぶためにセミナーを開催しました。

3 成果 (効果)

セミナーでは、三次・広島・東京での販売情報、他地域の優良事例等の紹介や、農産物、加工品の品質向上・売れる商品の掘り起こし方法について、講師より学ぶことができました。

4 今後の予定(課題)

農産物販売交流拠点施設の開設とともに、農畜産物・加工品の生産拡大は進んできましたが、農商工観が連携した産品の開発、情報発信については実績が少なく、課題があることを認識しました。
今後についても連携して活動を継続していく予定です。

JA名:JA庄原(広島県)

農山漁村等地域の活性化のための融資をはじめとする支援(農業融資商品の適切な提供・開発)

「JA農業災害資金の新設」

1 動機 (経緯)

平成27年4月の降霜によるりんご被害を受けて、当該降霜被害はもとより今後の管内の農業災害の発生時においても迅速かつ柔軟な資金対応を行うため、行政の利子補給を受ける低利の資金を新設しました。
なお、今回の降霜被害にかかる融資金利については、JAグループ広島として追加利子補給制度による無利子化措置を図りました。
(JA庄原もJAグループ広島の一員として利子補給制度に参加しています。)

2 概要

(1)融資対象者

暴風雨、豪雨、降雪、降雹、降霜、低温及び干ばつ等の災害による農作物等への著しい被害によって広島県農業振興資金(被害農業者救済資金)の適用を受ける農業者であって、次の要件をすべて満たす組合員であること。

ア 農業所得が総所得の過半を占める農業を営む者

イ 農作物等の損失額が平年農業総収入額の10%以上であることについて、市長の認定を受けた者

ウ 広島県農業信用基金協会の債務保証が受けられる者

(3)資金使途

ア 既借入金の償還金、購買未払金等当該年産農作物等の販売収入で支払いを予定していた農業経営資金

イ 種苗費、肥料費等農業の再生産に必要な資金

ウ ビニールハウスの修繕費等経営の維持に必要な資金

エ 生活の安定に必要な資金

(3)融資限度額

個人  

200万円

法人  

1,000万円

ただし、知事が特に必要があると認めたときはその承認した額

(4)融資期間

7年以内(1年以内の据置を含む)

(5)融資利率

災害の状況ごとに決定

3 成果 (効果)

取扱件数    10件
融資実行金額   34百万円

4 今後の予定(課題)

今後とも災害発生時にあっては行政との連携を密にして被害農業者の救済に努めてまいります。

以上

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