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夢がふくらむ、夢を叶えるJAバンク広島

「起農みらい塾」を通じて、次世代と地域の未来を育てています。

夢がふくらむ、夢を叶えるJAバンク広島。「起農みらい塾」を通じて、次世代と地域の未来を育てています。

食農教育×金融教育から始まった、子どもたちの新たな成長と感動のストーリー。

さいねい龍二:こんにちは!いよいよ、起農みらい塾2期生の修了式ですね。

JA広島信連:本日はご参加ありがとうございます。塾生も喜ぶと思います。

さいねい龍二:7月から11月まで5ヶ月間、よく頑張りましたよね。感慨深いです。

JA広島信連:さいねいさんの中で、一番印象に残っている授業は何でしょう?

さいねい龍二:そうですね。商品企画でしょうか。大人がやることを子どもたちがしっかりやって、アイデアも的を射て素晴らしかったです。グループワークやプレゼンテーションなど、社会を良くしていくための仲間とのプロセスを子どものうちに経験する、それだけで大人へのステップを踏み出していると感じます。商品の食材や容器を考えたり、原価を計算して儲けを出すための値付けも、経験しないとわからないですよね。普通だと、美味しいものを作って安くすれば売れると考えます。でも、それだけではダメで、在庫を切らさない、余らせない適度な量を確保しないといけない。それを知っているから、普段モノを買うとき、裏側の苦労があるからこそ、ここに商品があってこの値段で成り立っていると理解できますよね。

JA広島信連:そう感じていただけてうれしいです。訪問授業が数回あったのですが、生産現場で稲作農家の苦労や課題を聞いて、子どもの目線で解決方法を考えてグループで発表したんです。目からウロコで発想が違うんですね。率直な意見が飛び出したのも相まって、さすがだなと思いました。

JA広島信連:そろそろ、保護者の方がお越しになる時間です。

さいねい龍二:今日は子どもたちだけじゃないんですね。

JA広島信連:修了式ですが、最後の授業ということで、チームごとに最終成果発表があります。
さいねいさんにも成長した姿を見ていただきたいですね。

起農みらい塾2期生の修了式起農みらい塾2期生の修了式

塾生〈Aチーム〉:起農みらい塾ではグループワークで意見を出し合ったり、発表する機会がたくさんあったので、プレゼンテーションが得意になりました。授業で難しかったのは商品企画のときの原価率、収益率の計算です。学んだことを活かして、お買い物をするときに値段が安いだけで選ばず、モノの価値を考えて買いたいです。

塾生〈Bチーム〉:販売活動のツール制作の準備や当日は売り切るために接客や声出しを頑張りました。注文が一気に入って商品の準備が忙しくて大変だったけど、完売したときはとてもうれしかったです。広島県の農業を学んだことで、農家さんと食べ物のありがたさに気づきました。

畜産体験学習商品企画の授業販売現場訪問授業販売実習活動報告会

さいねい龍二:タレント活動の他に農業を頑張っている身として、子どもたちの言葉にグッときました。 発表って、大人でも苦手な人がいるのに立派ですね。しゃべれるのは一つのスキルで、自転車に乗れるのといっしょで一回身につけてしまえば一生持ち続けられると思うんです。学校の授業でも、社会に出てからも強みになりますね。

JA広島信連:ありがとうございます。ご存知の通り「起農みらい塾」は今年、第2期を迎えました。小学校4年生から6年生まで学年も学校も違うなかで学び合い、農産物の生産・流通の現場での体験学習や商品の企画販売まで、食農教育と金融教育を組み合わせたカリキュラムが基本になっています。子どもたちの成長をサポートするJAバンク広島としても、力を入れているプロジェクトです。

さいねい龍二:僕も何回か授業に参加しましたけど、とても魅力的な取り組みですね。

保護者:今日は最後の授業ですが、続きがあれば通わせたいくらいです(笑)。息子も塾に行くのが楽しかったようで、「今日、僕泣くかも」と言いながら家を出ました。

さいねい龍二:お家でお子さんと塾の話をすることはありましたか?

保護者:お店のおもちゃ付きの牛丼600円と家で食べる牛丼200円、どちらが高いか考える授業のことを話してくれました。おもちゃが付いて外食の楽しみがあるからいいのかなと思ったのですが、息子は「家で食べると安いけど、お母さんが買い物に行ったり、調理や後片付けの手間を考えると、僕はやっぱり600円の方がいい」と言っていました。母のことを想うより、おもちゃ付きが理由だと考えていた自分が恥ずかしいです(笑)。

さいねい龍二:600円の中に、お母さんへの愛が含まれていたんですね。

JA広島信連:すべての商品サービスに値段があって、世の中にはお金が必ず回っています。その中で付加価値に対してそれぞれの価値観でどう判断するかは多種多様ですが、モノの価値を意識するきっかけになればと思っています。

発表を見守るさいねい隆二さんさいねい隆二さんと保護者様

“未来は自分でつくる”、子どもの夢のためにJAバンク広島ができること。

塾生:「ジブンの仕事物語」を発表します。西暦2038年、僕はプロ野球選手という仕事に挑戦したいです。試合を頑張るとお客さんに喜ばれるので、もっと上手いプレーを見せて活躍したいです。現在の年収は300万円ほどあり、さらに10年後にはメジャーリーグに行くことでステップアップしたいです。そのために、今、野球の練習を頑張っています。23歳までにプロ野球選手という夢を実現します!

さいねい龍二:お子さんは、具体的な夢をお持ちですね。僕も中学まで野球をやっていたので気持ちはわかります。

保護者:地域のクラブチームに通って楽しいみたいです。息子は小学4年生ですが、チーム内では一番上の学年で、下級生を引っ張っていく役割も頑張っているようです。野球の技術だけでなく、リーダーシップを発揮してまとめていく力も身につくので、期待を込めて送り出しています。
将来何になりたいか、選ぶのは子ども自身です。まだ10歳で可能性は未知数なので、それを広げるための選択肢をたくさん用意してあげるのが親の役目だと思います。今は、いろいろなことを経験させる土台づくりが必要と感じています。

JA広島信連:お子さまの将来のための土台づくりに、JAバンク広島としてのキーワードがお金です。進学や就職、結婚、子育て、マイホームなどあらゆるライフステージがあって、お金は人生の夢と成長を叶える一助になると考えています。

「ジブンの仕事物語」を発表さいねい隆二さんと保護者様とJA広島信連担当者保護者様とJA広島信連担当者

保護者:貯蓄もそうですが、使い方とタイミングが大事ですよね。

JA広島信連:例えば「JAバンクのフリーローン」は使い道が自由で、習い事やショッピング、旅行・レジャー資金にも使えます。ぜひ、お子さんの学びや成長に役立ててほしいと思います。JAバンクは農業をやっていなくても利用できますのでお気軽にご相談ください。
※一部お取扱いのないJAがあります。

JA広島信連:お子さんは小学生ですけど、この先、進学先によっては想像よりも多くの教育費が必要になることがあります。

保護者:公立や私立、学校によっても違いますし、お金はとてもかかると覚悟しています(笑)。

さいねい龍二:野球を続けるとなると、それなりの活動費も必要ですよね。

JA広島信連:奨学金制度は世帯収入の基準があったり、お子さんに長期の負担が生じます。一方「JAの教育ローン」は、インターネットで24時間365日、気軽に事前申込みができます。高校、大学、専門学校など入学金や授業料、1人暮らしの費用(寮費・家賃)など教育に関わるさまざまな資金にご利用できます。

保護者:JAバンクの口座を持っていないのですが、利用できますか?

JA広島信連:口座をお持ちでない方は、本申込みのときに、お住まいのJA店舗窓口または、インターネットで普通預金口座を開設していただければ利用できます。さらに、「JAネットバンク」の申し込みで、窓口やATMに行かなくても、パソコン・スマートフォンからインターネットで、残高照会やお振込みなどの各種サービスをご利用できます。教育ローンの残高照会、一部繰上返済シミュレーション、繰上返済予約・取消もできます。

さいねい龍二:JAバンクはいいですよね。僕は口座を持っていますが、県内のJAバンク間の振込手数料は無料で、振込情報が多くて税理士さんが助かると言っています。ATMも多くて、身近にあるのは当然ですけど、特に県外に出かけたとき便利さを実感します。

さいねい龍二:僕は法人口座なので使えませんが、「JAバンクアプリ」は手軽に口座管理できるんですよね。

JA広島信連:そうなんです。スマートフォンにダウンロードして登録すれば、管理がラクになります。JAのネットバンクにもアクセスできて、貯金残高や入出金明をアプリでチェックできます。払込票からバーコードやQRコード(eL-QR)を読み込んで、税金・公共料金や通販代金などの支払いもできます。
※アプリ画面からネットバンクへのアクセスは、別途、JAネットバンクの契約が必要です。

いくつになっても夢を持ち続ける農業者の味方です。

さいねい龍二:僕も塾生を見習って「ジブンの仕事物語」を書いてみたのですが(笑)。

JA広島信連:どのような夢でしょうか?ぜひ、お聞かせください。

さいねい龍二:インドネシアで農場経営に挑戦するという夢です。

JA広島信連:なぜ、インドネシアなのでしょう?

さいねい龍二:今後さらに経済成長が見込まれる国で、活気のある場所に身を置きたいというのも理由の一つです。日本のバブル時代の空気感を経験したいですね。現地の人に農業技術を指導して、その先は農業コンサルタントにステップアップしたいです。50歳までに海外移住ですかね。

JA広島信連:芸能界に未練は?(笑)

さいねい龍二:いつも、仕事とプライベートの境界が曖昧で自由過ぎてイヤだなと思っていまして…。逆に不自由な生活をしたいです。周りに知っている人が少なかったり、言葉の壁があるとか、初めての挑戦だったり、そういうところに身を置きたいんです。何か成し遂げたいという大それた夢があるわけではなくて、自己実現のためなんです。
今は農業をしながら販路を広げたり、新たな加工品の商品企画・製造をしているので、そちらをサポートしてもらえるとうれしいですね。

JA広島信連:そのために、ぜひ、JAバンク広島にお手伝いさせてください。

さいねい龍二:とても助かります。

JA広島信連:さいねいさんのお仲間にも、農業経営を拡大したい方や新しく農業をやってみたい方がいらっしゃるのではないでしょうか。JAバンク広島は、農業資金の融資に幅広く対応する商品を揃えています。「JA営農支援資金」の使い道は農業経営に必要な資金で、農地や施設・機械取得資金、運転資金、他の金融機関で借りている農機・施設にかかるローンの借換え資金にも使えます。その他に認定農業者向けの「農業近代化資金」や個人向けの「JA新規就農支援資金」もあります。これ以外にも地域の特性に合った農業資金の商品を取り扱っています。お近くのJA窓口にご相談していただければと思います。
また、農業者の返済負担軽減のため、最大年1%、当初3年間の金利を引き下げる「JAバンク利子補給制度」や保証料の全額を助成する「JA農業資金保証料助成制度」を行っています。

さいねい龍二:農業に携わる人間にとって、気軽に頼れるのがJAバンク広島という認識です(笑)。

講演するさいねい隆二さんさいねい隆二さんの話を真剣に聞く塾生たちみんな真剣に話を聞いていますさいねい隆二さんの「ジブンの仕事物語」

JA広島信連:さいねいさんのように、自ら経営しているとセカンドライフが不安じゃないですか?

さいねい龍二:前回、お金を“増やす”ことが大切と教わりました(笑)。

JA広島信連:そうでしたね(笑)。ゆとりある生活を送るためには、貯蓄だけでは心許ないので将来に向けた資産形成・運用が大切です。これは老後の資金に限ったことではなく、将来起きるさまざまなライフイベントへの備えにもつながります。「人生100年時代」と言われ、また超低金利時代や年金制度への不安もある時代です。資産運用の第一歩は、お手持ちの資金を目的に応じて使い分けることです。前回ご紹介したのは「NISA制度(少額投資非課税制度)」でしたね。NISA口座を開設すると、そこで運用して得た利益が非課税になります。

投資信託のメリット

さいねい龍二:来年(2024年)1月からNISA制度が変更になるんですよね。

JA広島信連:簡単にご説明するとポイントは3つです。
①非課税保有期間が無期限化 つみたてNISAが20年、一般NISAが5年と非課税保有期間が限られていましたが、新NISAでは無期限です。加えて制度の使える期間が恒久化されたため、いつでも始めることができ、ロールオーバーの手続きも不要です。現行制度よりもさらに長期・積立投資による継続的な資産形成が可能となりました。
②年間投資上限枠が増加 つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)が併用可能で、合わせて年間360万円まで投資することができます。
③非課税保有限度額が拡大 新たに買付金額ベースで最大1,800万円(成長投資枠のみは最大1,200万円)の非課税保有限度額が設定され、売却した場合は買付金額分の枠が翌年復活します。つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきったり、成長投資枠(1,200万円)だけを利用することも可能になります。
※広島県内の一部JAでは投資信託の取扱いがございません。詳しくはお近くのJAまでお問い合わせください。

さいねい龍二:JAバンクの資産形成や運用についてもっと詳しく知りたいです。

JA広島信連:各種商品や商品の選び方についてはWEB上で確認できますよ。また資料請求もお気軽にどうぞ。

JAバンク広島は、あなたのおもいによりそい続けます。

JA広島信連:修了式が始まりますね。修了証と合わせて販売活動で子どもたちが稼いだ利益も1人ひとりに手渡されます。

さいねい龍二:うれしいでしょうね。

JA広島信連:起農みらい塾での学びを通して頑張ったことが、お金という目に見える形になり、いろんな意味で貴重な財産になります。
最後に、さいねいさんから一言、起農みらい塾を卒業する子どもたちへメッセージをいただきたいのですが。

さいねい龍二:夢は必ず叶うと思います。叶う人とそうでない人は何が違うのか、叶わなかった人は、夢をあきらめただけなんだと…。夢を大事にしてほしいですね。人生の途中で、夢が変わってもいいですし、そのときの夢を実現するために頑張るだけです。
そして、子どもたちがやりたいと思ったことができる社会的な土壌を、僕たちの世代が整えるので、思うまま好きに生きてほしいです。塾生の未来を楽しみにしています。

JA広島信連:さいねいさんのメッセージは、JAバンク広島の想いといっしょです。今後も次世代のイキル未来につながる、地域づくりをサポートする取り組みを続けていきたいと思っています。本日はありがとうございました。

修了式では修了証と合わせて販売活動で子どもたちが稼いだ利益も1人ひとりに手渡されます修了証を渡され満面の笑みの塾生たちみんなで記念撮影